県政レポート
二俣川地区県有地の利活用などを質問
神奈川県議会「第1回定例会」が3月25日まで開催されています。
私は先月25日の本会議の一般質問で、地元旭区にある「がんセンター」や「運転免許センター」について黒岩知事や県警本部長に質問する機会を得ました。
今回は質疑の一部を紹介します。
〇渋滞対策などに成果
いそもと…ガンセンターなど老朽化していた県有施設の再整備など、二俣川地区県有地理活用計画の成果は?
知事…がんセンターと運転免許センターを再配置することで、新棟の整備や建物の延床面積が増加、駐車場や緑地の確保などが出来た。
さらに、各施設で駐車場の台数を増やしたことで、地域の交通渋滞も大幅に緩和。
また、両施設の再整備をPFI事業として実施したことで、約208億円のコスト縮減を図ることが出来た。
いそもと…がんセンター次期総長の古瀬純司氏に期待することは?
知事…古瀬氏は杏林大学医学部教授で、肝臓、胆道、すい臓がんの専門家。
豊富なネットワークを活かして、多くのがん患者さんに、重粒子線治療やゲノム医療などの高度医療を提供して頂くことを期待している。
いそもと…運転免許センターの来場車両に対する駐車場の運用状況と渋滞対策については?
県警本部長…現在、平日等の通常時に使用している228台分と混雑時に開放する72台分の臨時用に分けて運用している。
また、渋滞の原因となっていた二俣川駅前周辺の車道拡幅の道路改良や信号表示の見直しなどを行ったことで、渋滞が大幅に緩和された。
いそもと…視覚障害者の支援拠点であるライトセンターの今後のあり方についての見解は?
知事…来年度、視覚障害当事者、福祉関係の事業者らによる、ライトセンターのあり方を検討する会議を立ち上げ、令和8年度からの次の指定管理も見据えた検討を行う。
あり方を見直すことで、生活環境がさらに向上し、視覚障害者の皆様が、地域でより安心して暮らすことができるように取り組んでいく。
いそもと…一般の公立図書館などと比べ利用者が少ない、県立公文書館の利用促進については?
知事…公文書館をより親しみのある施設にするため、敷地内の緑地を里山管理のノウハウをお持ちのNPO団体の皆様の協力を得て、地域と連携した取組を充実させる。