グリーンエキスポを自分事に【2】

 

Q/ちょうど今日5月4日は「みどりの日」。グリーンエキスポのことを考えるには良い機会かと思いますが、機運を高めていく、音頭を取るのはやはり行政ですか?

 

A/もちろん国・県・市が連携して機運を醸成し地域を巻き込んでいくのは重要です。
ただグリーンエキスポを単に「見に行く」博覧会ではなく、「自分たちも参画している」「当事者の一員」の博覧会という気持ちが必要で、そんな地域の機運をを醸成する「仕掛け人」の一つとして、私は地域学校協働本部が良いのでは、と考えています。
同本部は学校と地域を繋ぐ役割を担っており、元PTA会長や自治会の役員、民生委員児童委員など、それぞれの地域で地域活動の経験がある方ばかり。
そんな人たちが様々なノウハウを生かして地域と学校や子どもたちをうまく繋いでくれるのでは、と期待しています。
そこで「うちではこんなことできるよ」「うちの学校ではこんなことやったよ」など情報交換し、それを市や教育委員会が後押ししてもらえたらと思っています。

 

Q/地域を巻き込むのが重要ですね。

 

A/やっぱり地域が主導でやってかいないと。例えば旭区の子どもたちから「こんなのやりたいんだけど」とアイデアがでてくるといいですね。
もし「自分たちのアイデアが博覧会の何かになった」となれば、それだけで子どもたちにとっては自分事になる。
それが世界から何百万人もの人が来るイベントに対する「おもてなしの心」にも繋がったらとってもいい。

 

Q/では、動き出すのに早すぎることはないと?

 

A/「やらされ感」ではなく自分事として参画している意識が醸成されるには時間が必要です。
また実際に事業として計画に乗せていくには、今から仕掛けていくのでちょうどいいくらい。
旭区の街づくりにグリーンエキスポをどのように活かしていくのか、旭区から率先して発信し、盛り上げることで、色々な繋がりができたり、コミュニティが活性化したり、商店街も潤ったり、と皆が笑顔になれるといいですね。