住民主体のまちづくり
新年おめでとうございます。
今年は大阪・関西万博が行われます。
是非とも成功を収めて2027年に私達の地元で開かれる国際園芸博覧会に繋げて欲しいと思います。
昨年は外国人の来日によるインバウンドが過去最大となり、良い経済効果をもたらしています。
一方、鎌倉などはオーバーツーリズムにより、江ノ電の鎌倉高校前の踏切周辺に観光客が
押し寄せ、車道での撮影や民家敷地内への侵入、ゴミ投機、違法駐車など住民に迷惑を及ぼしています。
国際園芸博にも国内外から多くの方々に来て欲しい反面、近隣住民の理解と協力、そして国県市(区)のしっかりとした対応が求められます。
安心してお迎えできる準備を進め、素敵な思い出を持って帰っていただきたいと思います。
私は昨年7月末から1週間同僚議員と米国オレゴン州のポートランド州立大学で、「ガバナンスクライシス」というテーマの下、行政が100年振りに様々な制度を大改革するという直前の状況と、米国で一番住みたいまちと言われてきた理由を学んできました。
その研修に参加した数十名の情熱溢れる人たちと班ごとに、路面電車やバスを使い利便性を検証しながら各地を歩いて回り、行政機関や各種支援施設、専門家、経済機関、観光関連機関、教育機関、文化芸術、食や農の関係機関、福祉などについて多くの方々から学び、早朝から夜遅くまで意見を交わしてきました。
ポートランドで感じたことは自然豊かで健康的でエコな生活を大切にしていること、アート身近に多くあり、アウトドアやDIY、手作りのものや新鮮で無農薬の食材、質の高いコーヒーやクラフトビール等の食文化、そしてなにより住民自らが互いを尊重し、異なる価値観を受け入れ、考えや立場の違いを理解しようと努めながら時間をかけてより良い結果を模索することで、自分らしく生活できるまちづくりを自分たちの手で創ってきたとういことでした。
親日的で、人種差別も感じることなくジェンダーフリーで人権や多様な価値観を尊重していることが、住みやすい要因でもあると思いました。
そして、自らが愛せる地域を住民交流を大切にして出来たまちであり、今後の参考となりました。